ホームポジション入門 ― 指の置き方から覚え方まで
タイピング上達の土台になるのが「ホームポジション」、つまりすべての指の定位置です。ここでは、なぜホームポジションが大事なのか、正しい置き方、そして自己流の癖を直すための練習ステップを紹介します。
FとJの小さな突起の意味
お手元のキーボードのFとJのキーを触ってみてください。小さな突起(でっぱり)がありませんか?これは「見なくても人さし指の位置がわかるように」付けられている目印です。左手の人さし指をF、右手の人さし指をJに置き、残りの指を隣のキーに順番に並べる。これがホームポジションです。
左手は小指から順にA・S・D・F、右手は人さし指から順にJ・K・L・;(セミコロン)。親指はスペースキーの上に軽く添えます。手首は浮かせすぎず、卵を1つ手のひらに包んでいるような、ゆるく丸めた形が理想です。
どの指がどのキーを打つのか
各指は、自分の定位置から上下に伸ばした列のキーを担当します。たとえば左手の人さし指はFを起点にR・T・G・V・Bあたりまで、右手の小指は;を起点にPや記号キーまでを受け持ちます。大事なのは「打ち終わったら必ず定位置に戻る」こと。戻る場所が決まっているから、次のキーへ最短距離で動けるのです。当サイトの練習画面では、キーと指が同じ色で表示されるので、どの指で打つか迷ったら色を見てください。
自己流の癖は直せる?
長年「人さし指2本打ち」で打ってきた人でも、ホームポジションは習得できます。ただし最初の1〜2週間は、以前より遅くなったように感じるはずです。ここでやめてしまう人が多いのですが、これは新しいフォームに脳が慣れるまでの一時的な現象で、乗り越えると以前のスピードを大きく超えられます。スポーツのフォーム矯正と同じだと考えてください。
癖を直す3ステップ
ステップ1(1〜3日目): 速さは完全に無視して、正しい指でしか打たないルールで短い文を打つ。間違った指が出そうになったら、一度手を止めてやり直します。
ステップ2(4〜10日目): キーボードを見ないことを追加。見そうになったら手を止める。この段階では1分あたりの文字数がかなり落ちますが、それで正常です。
ステップ3(2週目以降): 毎日5〜10分、記録を測りながら打つ。正確率95%を保てる範囲で少しずつスピードを上げていきます。だいたい3〜4週間で以前の速さを追い越し、その後も伸び続けるはずです。
よくある質問
小指がうまく動きません。 全員そうです。小指と薬指は日常生活でほとんど独立して使わないので、最初は動かなくて当然。担当キー(AやP、Enterなど)を1日数回ゆっくり押す練習を続けると、少しずつ言うことを聞くようになります。
手が小さくて届きません。 手首を少し内側に回してキーへ届かせるのは正しいテクニックです。ホームポジションは「必ず全指を置き続けるルール」ではなく「帰ってくる基地」なので、届かないキーのときに手ごと少し動くのは問題ありません。
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